割増賃金の計算方法

■割増賃金とは

法律で定められた「法定時間外労働」や「深夜労働」などを行った際に支払われる手当のことです。

スポットバイトルにおいて該当する可能性がある割増賃金は、以下の2つです。

• 法定時間外割増手当（残業）
• 深夜割増手当

■時間外労働・深夜労働とは

• 法定時間外労働とは、1日に8時間の法定労働時間を超えて働くことを指します。
• 深夜労働とは、22:00〜5:00の間に働くことを指します。

それぞれに該当した場合、割増手当の算定基礎金額の25%の手当が加わります。

【例1】3時間勤務の予定が、1時間延長し4時間働いた

※注意事項※ 予定より多く働いたとしても、休憩を除いた1日の総就労時間が8時間以下であれば法定時間外労働に当たらず、割増手当は発生しません。

【例2】休憩を除き9時間働いた

【例3】19:00~24:00の5時間働いた

【例4】13:00~25:00（休憩18:00~19:00）の11時間働いた

■割増賃金の計算方法

割増賃金が発生すると、自動計算を下記の通りに行います。 支給額の計算で発生する小数点以下数値は、都度切り上げします。

1. 割増賃金の基礎金額を算出 時給 ＋（交通費 ÷ 所定労働時間） ※所定労働時間は休憩を除いて最大8時間まで

2. 割増賃金を算出

   • 深夜割増 割増手当の算定基礎金額 × 深夜時間帯の就労時間 × 25%
   • 法定時間外割増 割増手当の算定基礎金額× 法定労働時間外の就労時間×125％

3. 基本給 ＋ 割増賃金を合算

■計算例

以下の条件で働いた場合、報酬の内訳は表の通りです。

• 時給：1300円
• 交通費：500円
• 所定労働時間：12:00~21:00
• 休憩時間：16:00~17:00
• 残業時間：21:00~23:00
• 実労働時間：10時間（12:00～23:00/休憩1時間）